横浜音楽新聞 - Twilight Music Times

横浜からお届け、「音楽ブログ新聞」。記者の好きな音楽しかお届けしません。記者の趣向が出まくりです。偏向報道しまくりです。どうか悪しからず。インタビュー、ディスクレビュー、ライブレポートなど。

ビバラ三日目(5/5)を非論理的にレポートする


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VIVA LA ROCK 2019に行ってきた。僕にとって初めてのビバラだ。参加したのは三日目(5/5)。この日を選んだ理由は単純。好きなアーティストが1番多く出ていたからだ。


いっちょ前に音楽メディアなんて作った僕だ、この体験を書きのネタにしない手はない。


とはいえ、きちっとしたレポートは、フラッシュレポートとしてプロのライターさんによって終演後すぐに公式サイトで公開されているわけだから、あえて僕は、非論理的に、ざっくりと、書き殴ってみようと思う。長くなりすぎませんように、、、。


見たアーティストしか書けないし、全てのアーティストに同じ熱量で書いてしまうと文があまりにも長くなるので、端折りつつ書くことになりますが、そこに悪意はないのでご了承ください。


さいたまスーパーアリーナについて
Hump Back
the telephones
yonige
NICO touches the walls
SHISHAMO
ハルカミライ
ズーカラデル
UNISON SQUARE GARDEN
マキシマムザホルモン二号店
UVERworld
KANA-BOON
クリープハイプ
総括


といった構成になる。


今回は前編として


さいたまスーパーアリーナについて
Hump Back
the telephones
yonige
NICO touches the walls
SHISHAMO
ハルカミライ


について書きたいと思う。

 

 

さいたまスーパーアリーナ→横アリの上位互換??


たまアリに行くのは初めてだった。僕がアリーナで見るライブといったら殆どが横アリだ。


たまアリは横アリの上位互換な感じがあった。駅からのアクセスもいいし、アリーナ周辺のスペースも充実している。
たまアリで4ステージ体制もの大きなフェスを4Daysも運営できるのは、やはりたまアリの能力あっての事だろう。

 


Hump Back 

 

このフェスのプロデューサー、鹿野さんの前説を経て登場、トップバッター。


にしても鹿野さん、前説盛り上げすぎ。最高にかっこよかったっす、鹿野さん。さすが、ビバラを背負う男だ。ある意味前説を盛り上げすぎて出演者のハードルがバカ上がりしていたんだけど、Humpはそれを余裕で越えてきた。


小細工なし、ド直球な曲、ド直球なライブだから、こっちもド直球で聴ける。ガールズバンドどーこーじゃない。ロックバンドとしての理想系がそこにあった。


来週には野音でのワンマンライブも控えているHump。ド直球にアツイバンドがもんどん多くの人に受け入れられていくのを見るのはとても気分が良い。そして、相変わらずMCがめちゃめちゃアツイ。萌々子姉さん!これからも俺たちを拳でぶん殴ってくれ!

 


the telephones


俺の青春の確実に重要な所にいるバンド。僕には石毛さんに憧れて唇サングラスをビレバンで買った歴史がある。
活動休止期間を経て、最近またライブをしてくれるようになった。


石毛さんとノブさんが活休中に組んだlovefilmはボーカルが不倫して実質上活動が止まってるし、涼平さんと松本さんが活休中に組んだFINAL FLASHはDOTAMAがフリースタイルダンジョンのMステ出演とライブをダブルブッキングしてライブをキャンセルしてから活動が停止している(DOTAMAさんもやむを得ない感があるので責められない)、メンバー4人はテレフォンズの活動休止間、厳しい局面に晒されることが多かった。


lovefilmもFINAL FLASHも好きなので、活動はこれからも続けて欲しいと切に思うが、この4人のホームは、やはり、テレフォンズなのだ、と感じさせるライブだった。


埼玉で、埼玉の生んだ幸せなバンドの、幸せそうな顔を見られてよかった。


それにしてもノブさん、相変わらずガリガリだったな。


yonige

 

ドラムにサポートメンバーを招き、長らくスリーピース体制で活動してきたyonige
しかし、なんと今回はサポートギターを入れた4人体制での出演。
スリーピース体制のバンドがサポートを入れる時には、当然に賛否が伴うものだ。


yonigeに関しては、「あれ、4人、めちゃめちゃ良いな、、、」という印象を持った。今改めて音源を聴き返すと、yonigeの曲、特に最近のyonige曲のあの空気感は、ギター2本の方が映えるのではないかと。


4人体制というのもあったのか、ライブのyonigeは想像以上にオルタナティブな音像で驚いた。メンバーのビジュアルも相まって、イギリスのオルタナバンドを観ているような錯覚を抱いた。 


yonigeのライブは、無理に手を挙げたりせず、後ろでそっと突っ立って聴くのが気持ち良い、気がした。


最近、Humpとyonigeはガールズバンドのスーパーソニックとして並べられることが多いが、それぞれのバンドがそれぞれの形で進化をしている。良い意味で簡単に2つを並べられないバンドになった。

 


NICO touches the walls


めちゃめちゃ歌上手い。演奏も。何よりギターがあんなにテクニカルだとは知らなかった…カントリー、ブルース、ロックンロールといった土臭い音楽の影響をここまで感じるとは。


しかし、その土臭さを上手く邦ロックリスナーの耳に合うようにに昇華させたのがNICOだ。土臭い音楽なんて聴かなそうなライト・リスナーの心を掴む爽やかなソングアレンジは天下一品だった。
 


SHISHAMO


ホルモン二号店を見るための整理券の列に1時間並び、飯を食う間もなくSHISHAMOへ急いだ。


もともと好きだったけど、更に好きになった。予想の1000倍良いライブだった。


めちゃめちゃ可愛い。なんなんだ。正直、クラスに1人はいそうなメンバーだなーと思った時があるが(失礼)、このライブを見たあとだとそんなこと言えねー。SHISHAMOは、もはや魚じゃなく、天使だ。


分かりきっている事だが、曲がめちゃめちゃ良い。既存のガールズバンドの系譜にある曲作りなのに、オンリーワンに聴こえるのは、さすがガールズバンドのスターと言ったところか。


ハルカミライ


でました。ハルカミライ。正直に言う。優勝だと思う。色々な感想が全部吹き飛ぶくらい良かった。僕の大好きなバンド。


初っ端からボーカルの学さんが客席に持ち上げられて歌い出す。TOSHI-LOWがよくやるあれだ。ベースも客席に降りてくるし、ギターも客席に降りてくる。もうめちゃくちゃ。ドラムも暴れる暴れる。


それでもライブが破綻しないのは、ハルカミライの曲の骨組みがあまりにもしっかりしているからだ。 


「良い曲」を良い感じにやるのはどのバンドも体現できることだが、「良い曲」にさらにライブ上で劇薬を加え美しい大爆発を起こすバンドは、もれなく伝説になるバンドだと思っている。


さいたまスーパーアリーナには沢山のお客さんが来ていたが、全くハルカミライに興味がなく、なんとなくスタンド席で聴いていたような人も、この日のハルカミライには撃ち抜かれたのではないか。


小さい子供を連れて退屈そうな顔をしている親御さんも何人か見かけたが、ハルカミライのライブには、いつかのブルーハーツのような衝動に突き動かされていたのではないか。そんなことを考えてしまった。

 


前編はこの辺で。後編は、


ズーカラデル
UNISON SQUARE GARDEN
マキシマムザホルモン二号店
UVERworld
KANA-BOON
クリープハイプ
総括


のレポート。お楽しみに!